膝の水の症状

膝に水がたまって腫れあがってしまい痛くて辛い、そんなお悩みを抱えた方は非常に多くなっています。

膝に水がたまると聞くと、お年寄りに多いというイメージをお持ちかもしれませんが、水がたまる理由は様々です。
そのため、そうした症状で苦しんでおられるのは、何も年配の方ばかりでなく、若い方でも膝に水がたまる事があるのです。

では、なぜ膝に水がたまるのでしょうか?
こちらでは、膝に水がたまる原因や症状、考えられる病名、治療法・予防法についてお話したいと思います。

膝に水がたまる(関節水腫)とは?

膝に水がたまった状態の事を関節水腫と言います。

膝を含め、関節の周囲には関節包と呼ばれる袋があり、中には関節液(滑液)という液体が少量入っています。
関節液の働きは、膝などの関節をスムーズに動かす、軟骨の弾力や潤いを保つ、そして軟骨へ栄養を与えることです。

関節に何らかの理由によって炎症が生じると、炎症物質を排出するために関節液の分泌量が増えます。
関節液は滑膜と呼ばれる部分で作られています。
滑膜は新しい関節液を作り出す一方、古くなった関節液の吸収も行うため、普段は関節液が一定量に保たれています。
しかしながら、炎症が起きる事で分泌量が過剰となってバランスが崩れ、膝のお皿の上に水(関節液)が溜まってしまうのです。

膝に水が溜まるとどうなるの?痛みや腫れは?

膝に水が溜まるとどうなるのか、痛みや腫れ

では、膝に水がたまると、どのような症状が現れるのでしょうか?

一般的に、膝に水がたまると膝に腫れや痛みが生じます。
この他にも、膝関節の可動域が狭くなり、曲げ伸ばしの動作に制限が見られます。

具体的な症状は次の通りです。

膝の痛み

痛みに関しては人それぞれで、突発的に強い痛みが出る場合もあれば、慢性的な膝痛のこともあります。
階段の上り下りや、膝をひねる動作の際に激痛を感じるという方もいらっしゃいます。

腫れ

たまった水により膝の上付近が腫れてきます。
膝の表面を押すとぷよぷよと柔らかく感じ、腫れのために膝のお皿の形がわかりにくくなったりします。

膝の違和感や倦怠感

膝が重たく感じたり、だるさが生じます。
また、膝に何かが入っているような違和感を訴える方もいらっしゃいます。

熱感

膝の炎症によって熱っぽさを感じます。
膝の辺りが熱を持ち、真っ赤に腫れあがる事もあるようです。

こうした症状を放置すると、痛みが増すだけでなく、膝関節内の圧力が高まり、可動域に制限が見られたり、膝が不安定になるなどします。
これによって、歩行困難になったり、正座や屈伸ができなくなるなど、日常生活に大きな支障が生じる恐れがあります。

膝に水がたまる原因と考えられる病気

膝に水がたまる原因と考えられる病気

先ほどお話した通り、膝に水がたまるのは、滑膜の炎症によって過剰に分泌された関節液が、膝関節の上にたまるためです。
滑膜の炎症を引き起こす原因は様々で、変形性膝関節症・慢性関節リウマチ・ガングリオン・腫瘍・打撲や脱臼・肥満、膝の使いすぎなどが考えられます。

その中でも、膝に水がたまる主な原因や代表的な病気について解説していきます。

関節の老化

加齢によって膝関節や軟骨が老化することで、膝に水がたまりやすくなります。

長い間、体重を支えて様々な衝撃を受け止めてきた膝軟骨は、年齢と共にすり減っていきます。
また、老化によって軟骨や周辺組織の弾力が失われクッション機能も低下することで、より膝の軟骨は摩耗しやすくなると言えるでしょう。

こうしたことから、次第に骨と骨が直接ぶつかるようになり、滑膜に炎症が生じやすくなります。
さらに、破壊された軟骨のかけらが関節内に飛び散ることがあるため、それが原因で滑膜の炎症が悪化し水がたまる場合もあります。

関節の病気(変形性膝関節症など)

膝に水がたまる代表的な疾患として挙げられるのが、変形性膝関節症です。
中高年以上の女性に多い病気で、膝関節の老化が主な原因であるため、高齢になるほど患者さんが多くなります。

軟骨の摩耗によって、膝に水がたまったり、膝の腫れ、関節の変形などが起こります。
特徴的な症状として、膝の曲げ伸ばしや、動きだしの際の膝の痛み、階段が辛くなるなどがあります。

症状が悪化すると、膝関節に著しい変形が見られ、膝の曲げ伸ばしが出来ない、歩行が困難になるなど日常生活に大きな支障が生じます。
そのため、自覚症状がある場合は、早めに整形外科を受診しましょう。

変形性膝関節症の他に、膝関節に炎症が生じて水がたまる疾患には、次のようなものがあります。

  • 関節リウマチ
  • 痛風や偽痛風
  • 離脱性骨軟骨炎
  • シャルコー関節(神経病性関節症)
  • 結核性関節炎
  • 滑膜骨軟骨腫症など

病気が原因で膝に水がたまる場合は、膝の炎症の治療だけでなく、元となる病気の治療を行う必要があります。
原因である疾患の治療と併せて、膝の炎症の治療を行わない限り再発を繰り返すことになる点に注意が必要でしょう。

膝の外傷

事故やスポーツ中の怪我など、膝の外傷も膝に水がたまる原因の一つです。

大きな衝撃を受けたことで、膝軟骨や骨が欠けたりはがれてしまう剥離骨折、あるいは、運動中に多い半月板の損傷や靭帯損傷によって膝に炎症が生じ、水がたまることがあります。
なお、骨折などの怪我が原因の場合には、水ではなく内出血した血液が膝関節内にたまるケースも見られます。

膝の使い過ぎ

膝の使い過ぎ(オーバーユース)も、膝に水が溜まる原因となります。

性別や年齢に関係なく、長時間立ちっぱなしであったり、外回りなど常に歩き回る仕事をしている方、スポーツで膝を酷使する方は膝への負担が大きくなります。
無理を続けると、膝関節に炎症が生じて水がたまってしまいます。

特に注意が必要なのが、サッカーや野球などのスポーツに熱心に取り組む方でしょう。
走る・止まる・急な方向転換などは、膝に大きな負担の掛かる動作です。
こうした動作を繰り返すことで膝を痛めやすいだけでなく、練習のし過ぎによるオーバーユースが起こりがちです。

放置して膝を酷使し続けることは危険です。
最悪の場合、歩けなくなってしまいますし、痛めた膝に後遺症が残ることも考えられます。
膝に違和感を感じた時は、まず第一に休むことを考えましょう。

膝に水がたまる症状の治療法と対策

膝に水がたまる症状の治療法と対策

では、膝に水がたまった時には、どのような診断・治療が行われるのでしょうか?

膝にたまる水が診断の決め手?

病院で診察を受けると、問診、膝の触診や視診が行われます。

膝の腫れや痛みの状況、圧痛の有無、膝関節の動きなどのチェック、必要に応じてレントゲンやMRI検査が行われることもあります。
また、リウマチなどの疾患が疑われる時には、血液検査なども実施されます。

こうした検査によって、膝に水がたまっていると判断された場合、関節液の検査を行い原因を調べます。
というのも、膝にたまっている液体の様子(色や量、にごり、粘り具合いなど)は、診断の重要な手掛かりとなるのです。

本来、関節液は無色透明で粘りの強い液体ですが、病気や膝に障害がある場合には次のような変化が見られるとされています。

  • 黄色く透明な液体 変形性膝関節症
  • 濁った黄色い液体 関節リウマチ、痛風や偽痛風
  • 白く濁った液体 化膿性関節炎
  • 血液 外傷(半月板損傷・靭帯損傷など)や外傷性関節炎、血友病
  • 油混じりの血液 骨折(膝蓋骨折など)

安静と膝サポーター

膝が炎症を起こし水がたまった場合、まず安静を心掛けます。
膝を休めることで炎症を鎮めて痛みの緩和を目指します。

仕事などの都合上、安静にすることが難しいという方は、サポーターやテーピングなどで患部を固定して、膝の負担を軽減すると良いでしょう。
ただし、膝周囲の筋力が衰えることも膝関節の負担の増大に繋がりますので、極端な安静は好ましくありません。

アイシングと温熱療法

膝に水がたまる原因は、膝関節の炎症によるものです。
よって、強い痛みや腫れがある場合には、氷や水で患部をしっかり冷やすアイシングを行い炎症を抑えるのが基本となります。

急性期を過ぎたら、今度は膝を温める温熱療法が行われます。
電気や超音波を当てることで血行が促進され、新陳代謝も活発になります。
これによって、膝関節のこわばりが治まり動作が軽快になる他、痛みの原因物質の排出が促進されるため、症状が和らぎます。

膝にたまった水を抜く

膝に水がたまり、関節を圧迫することで、強い痛みや可動域の制限がある場合には、注射器で関節液を抜く関節穿刺が行われます。

水を抜くことで血流が改善し、圧迫も解消することから、膝を動かしやすくなったり、痛みを軽減する効果が期待できます。
しかし、膝に炎症が起こる根本的な原因を解決しない限り、再び膝に水がたまることになるでしょう。

つまり、膝の水を抜いた上で炎症の原因を取り除くための治療を受けることが重要なのです。
そうでなければ、膝に水がたまるたび、繰り返し抜く必要があるということになります。

「膝の水を抜くと癖になる」と耳にされたことがあるかもしれませんが、一度水を抜いたからといって癖になるというわけではありません。
適切な治療を行えば、繰り返し膝に水がたまることはないのです。

薬物療法

膝の炎症を抑える目的で、内服薬や外用薬、座薬などが処方されることもあります。

非ステロイド系の消炎鎮痛剤を服用したり、こうした成分を含んだ湿布や軟膏などを患部に使用します。
強い痛みがある場合には、関節内ステロイ注射が行われることもあります。

薬物療法には、使用する薬によって副作用など、メリットとデメリットがあるため医師とよく相談することが必要でしょう。
また、副作用の心配の少ない、ヒアルロン酸やコラーゲン注射を膝に打つ方法が行われることも多いようです。

なお、膝に水がたまる原因がリウマチなどの疾患によるものである場合には、病気に応じた治療薬が用いられます。

手術療法

上記のような保存的な治療によって、症状の改善が見られない時には手術が行われます。

変形性膝関節症や関節リウマチが悪化して、膝に重度の変形が生じた場合などは手術適応となります。
手術によって膝に人工関節を入れることで、日常生活の質の改善効果が期待できるでしょう。

しかしながら手術を受けると、術後のリハビリなども含めて一ヶ月程度の入院が必要となります。

膝に水がたまる、どう予防する?

膝に水がたまるのをどう予防する

繰り返しになりますが、膝に水がたまる原因は膝関節の炎症です。
よって、膝の負担を軽減し、炎症を起こさない事で、膝に水がたまる事の予防が可能です。

関節水腫の予防法は次の通りです。

適度な運動

膝への負担が大きい激しいスポーツではなく、ウォーキングや水中エクササイズなど、無理のない運動を継続して行うのがオススメです。
筋力アップによって膝が安定し負担を軽減するだけでなく、適度な刺激は症状の進行を遅らせる効果も期待できます。
ただし、急性期に最も大切なのは安静です。
運動を始めて良いかどうかについては、必ず医師と相談するようにして下さい。

ストレッチを行う

膝の負担を軽減するストレッチも、膝に水がたまることの予防に繋がります。
無理をして膝を痛めてしまっては意味がありませんから、痛気持ち良い程度にゆっくりと膝周囲を伸ばすと良いでしょう。
痛みを感じた場合はすぐに中止します。

膝に良い成分の摂取

膝の炎症や水がたまる原因となる、軟骨の摩耗を防止する成分の摂取も効果的です。
グルコサミンやコンドロイチンなどを豊富に含む食品を、積極的に食事に取り入れたり、サプリメントで摂取を心掛けるのも良い方法と言えます。

膝に水がたまる症状のまとめ

膝に水がたまる症状のまとめ

膝に水がたまるのは滑膜など、膝関節の組織に炎症が起きていることが原因です。
しかしながら、炎症は加齢による老化、病気・怪我、膝の使い過ぎなど、様々な理由が考えられます。

膝に水がたまって辛い場合、まずは安静にして膝の負担を軽減し、必要に応じてたまった水を抜きますが、それだけでは根本的な解決にはなりません。
炎症の原因を取り除くための対処、または適切な治療を受けることが大切です。


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