漢方と関節痛

膝や腰、肩や指などが痛む関節痛。
痛みや、腫れ、こわばりといった症状が長引き、辛い思いをされている方も多い事でしょう。
そんな慢性化してしまった関節痛に、漢方薬が有効な場合があります。

漢方薬がなぜ関節痛の症状を和らげるのか?
また、効果的な服用法や副作用、症状別の適した漢方薬などについて、お話したいと思います。

関節痛と漢方薬

漢方薬とは、植物(薬草など)や、動物・鉱物などから作られた生薬を配合した自然由来の薬です。
穏やかな効き目で、身体に優しく作用するのが、漢方薬の特徴となっています。
風邪に良いとされる葛根湯は、古くから飲まれており、私達にとって身近な漢方薬の一つと言えるでしょう。

漢方の考え方によれば、人間の身体活動は「気」「血」「水」によって成り立っているとされています。
また、関節痛を含む様々な身体の不調は、これらのバランスの乱れによって生じると考えられているのです。
漢方薬は、鎮痛剤のように患部に直接働きかけるのではなく、身体の内側から「気・血・水」のバランスを整える事で、痛みなどの不調にアプローチしていきます。

漢方薬は関節痛に有効?

漢方薬は関節痛に有効なのか

西洋医学的に考えると、痛みは患部の炎症が原因とされ、多くの場合、非ステロイド性抗炎症薬などが処方されます。
こうした投薬治療は、炎症を鎮め、痛みを緩和すると言う点では、非常に有効と言えるでしょう。
しかし、慢性化した痛みの改善という点では、思ったような結果が出ないケースも目立ちます。

一方、漢方では、関節の痛みの原因を、「血」と「水」が滞った状態にあると考えます。
つまり、血行不良や冷え、浮腫みなどの水分過多が、関節痛の背景にあるという立場をとり、これらのバランスを整えることで、痛みが和らぐとしています。
その他、漢方的にはストレスや栄養不足なども、関節の痛みの原因となり得るとされています。

このような体質を改善しながら、穏やかに効いていくのが漢方薬の特徴である事から、急性期の痛みの緩和には、あまり向いていません。
しかしながら、慢性化した関節痛や原因の分からない関節の痛みを和らげるという点では、漢方薬の方が優れていると言えるでしょう。

どちらにもメリットはありますが、症状に応じて二つを併用する事で、それぞれの良さを治療に活かす事が出来ると考えられます。

関節痛の改善が期待できる漢方薬

関節痛の改善が期待できる漢方薬

関節痛に処方される生薬としては、抗炎症作用、水の巡りをよくする働きを持つ「桂皮」と「麻黄」が代表的です。
これらに加え、冷えの有無など、体質や病状から、いくつかの生薬を配合し、患者に合わせた漢方薬が処方されます。

とはいえ、関節痛の原因は様々です。
一般的な例を挙げますと、捻挫などの怪我、加齢による軟骨の摩耗・筋力低下、また、内科的な要因で関節に痛みが現れる場合もあるでしょう。
東洋医学では、こうした個別のケースに応じて、様々な漢方薬が使用されます。

症状・疾病別に、処方されることの多い漢方薬を、以下に挙げます。

リウマチ・神経痛と漢方薬

免疫の異常によって、関節に腫れや痛み、こわばりが生じるリウマチ。
ステロイド等による投薬治療が行われますが、症状が慢性化しやすく、悪化すると関節の変形を引き起こす厄介な病気です。
リウマチや神経痛などの慢性化した手足の関節痛には、漢方薬が有効な場合も多く、葛根加朮附湯や防已黄耆湯がよく用いられています。

更年期障害・産後の関節痛と漢方薬

更年期の女性は、指・手首などに、しびれや痛み、こわばり等を感じることが多くなります。
これは女性ホルモンの減少により、弱くなった筋肉や軟骨が、関節をしっかりと支えられなくなる事に起因します。

また、同じ理由から、ホルモンバランスが乱れる産後の女性も、関節痛を発症しやすくなると言えるでしょう。
さらに、出産後の身体は血行不良や冷え、むくみなどを伴うことも多く、産後の女性は、より関節痛になりやすいと考えられます。

こうしたケースで処方される漢方薬は、当帰四逆湯、当帰建中湯、当帰芍薬散などです。

肩や腰の関節痛と漢方薬

四十肩、五十肩、肩こりなど、長引く肩の痛みにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
漢方では、これらの原因は「冷え」にあると考えるため、身体を温めて痛みを緩和する、独活葛根湯がよく使われます。

腰痛の場合は、原因や痛みが様々なため、症状に応じた漢方薬が処方されます。
急性期の強い痛みには芍薬甘草湯、ウエスト辺りの痛みには八味地黄丸。
それより下が痛む時は、苓姜朮甘湯が使われることが多く、冷えが強いと考えられる場合は、附子が追加されることもあります。

膝の関節痛と漢方薬

加齢によって、軟骨がすり減ることで痛みが起きる、変形性膝関節症。
軟骨のクッション機能が低下し、痛みや腫れ、水が溜まるなどの症状が現れます。
老化という側面があるため、患者さんは中高年以上の方に多く、慢性化しやすい疾患です。

漢方では、こうした症状の原因は、水の巡りが悪いためと考えます。
よって、むくみや冷えを解消し、膝の関節痛を和らげる防已黄耆湯や越婢加朮湯などがよく使われています。

漢方薬の副作用と飲み方

漢方薬の副作用と飲み方

漢方薬は植物由来で、身体に穏やかに働きかけるため、副作用の心配は少ないと言えるでしょう。
しかし、服用する上でいくつか注意すべき点があります。

・アレルギー:生薬に対する、アレルギーを起こす体質の方がいる
・むくみや胃腸障害:体質に合わない漢方の服用、用法用量を守らなかった
・血圧の上昇:副交感神経を刺激するタイプの漢方が効きすぎた場合
・尿量が減る:高齢の男性が麻黄を服用することで起きることがある

通常の薬と違い、漢方薬は食間(空腹時)に服用する事で、効能が最大限に発揮されます。
なお、食間とは、食事前30分、又は食後2時間をさしています。

漢方薬と飲み合わせの悪い薬もあるため、他に飲んでいる薬がある場合は、医師や薬剤師に確認の上、服用するようにしましょう。

関節痛と漢方のまとめ

関節痛と漢方のまとめ

関節痛には色々な治療法がありますが、漢方薬によって症状の改善効果が期待出来ます。

鎮痛剤の服用や注射などを行う西洋医学。
それに対して、身体に優しくじっくり効いていく漢方薬。
症状に応じて、単体で使用する事はもちろん、互いのデメリットを補うという意味で、併用も良い方法であると言えます。

漢方薬は、専門家に相談の上、体質に合ったものを服用することが大切です。
副作用と思われるような症状が出た場合や痛みが改善しない時は、服用を中止して、すみやかに医療機関を受診、または専門家に相談するようにして下さい。


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