全身の関節痛

「もしかして何か悪い病気なの?」
思い当たる節がないのに全身に関節痛が起こると、ふと不安がよぎる事もあるでしょう。

実際のところ、全身の関節痛が急を要する疾患の症状の可能性もあるのです。
当ページでは、全身の関節痛が生じる原因と疑われる病気について詳しく解説していきます。

全身の関節が痛い!どんな病気?何科を受診する?

全身の関節痛が起きる原因は多岐に渡ります。
加齢による変形性関節症や、関節リウマチが代表的ですが、その他にも風邪やインフルエンザ、原因不明の疾患など様々な要因が考えられます。

症状を長引かせたり、悪化を招かないためにも、関節痛の原因に応じた治療や対処法を行う事が大切です。

では、全身の関節痛を伴う疾患には、どのようなものがあるのでしょうか?
病名別に症状や治療法、何科を受診すべきかについてお話したいと思います。

全身の関節の痛みと発熱、風邪じゃないことも

全身の関節の痛みと発熱、風邪じゃないこともある

喉が痛いと思っていたら、ぞくぞくと寒気がしてきて発熱、これは典型的な風邪の症状と言えるでしょう。
多くの場合、全身の関節痛や筋肉痛を伴い、とても辛いものです。

風邪をひいた時の全身の関節痛は、侵入してきたウイルスを撃退しようとする、身体の防御反応に伴って生じます。
ウイルスから身体を守る働きをするサイトカインという物質は、過剰になると内臓の機能に悪影響を及ぼします。
それを防ぐために分泌されるプロスタグランジンが、発熱・発痛作用を持っている事から、頭痛や関節痛、筋肉痛など全身の痛みが起こるのです。

しかしながら、発熱と全身の関節痛を伴う病気は風邪だけではありません。
急に38℃以上の高熱が出て下がらないような場合は、インフルエンザが疑われます。
また、風邪のような症状が落ち着いたにも関わらず、いつまでも関節痛が長引く時は、別の疾患が原因の可能性があるので、医療機関を受診するようにしましょう。

指のこわばりと全身の関節痛・微熱は関節リウマチが原因?

全身の関節痛だけでなくこわばりや、微熱、だるい感じが続く場合は、関節リウマチの可能性があります。

自己免疫疾患である関節リウマチの症状は全身に及びます。
朝の手指のこわばり、身体の左右対称の関節痛、熱っぽさや腫れが見られる他、微熱や倦怠感といった風邪のような症状を伴うことがあります。

中高年の女性が発症する事が多く、悪化すると痛みもさる事ながら、関節が破壊され指が変形してしまう恐ろしい病気です。
ハッキリした原因は分かっていませんが、女性ホルモンが関与していると考えられています。

関節リウマチは進行性の疾患です。
関節痛以外にも、内臓疾患など深刻な合併症を引き起こす事がありますので、いかに早く投薬治療を開始するかが重要なポイントと言えます。

もし次のような症状が見られた場合は、リウマチ科など専門医の診察を受けましょう。

  • 朝1時間以上、手足の第二関節のこわばりや痛みがある
  • 思い当たる原因がないのに微熱や倦怠感など風邪のような症状が続く
  • 食欲不振や体重の減少
  • 合併症として貧血、肺炎など

変形性関節症で全身の関節痛?

関節痛の原因となる疾患で、最も患者さんが多いと言われている変形性関節症。
発症しやすい部位は膝ですが、肘や股関節など全身の関節に発症リスクがあります。

変形性関節症はいわば関節の老化です。
加齢によって軟骨が摩耗・変形する事で、クッション機能が低下し、関節に炎症や痛みが生じます。

運動後など、関節に負担を掛けた時に痛みがありますが、初期のうちは安静にしたり湿布を貼るなどすると症状が改善します。
しかし、進行すると少し動いただけでも痛みが走り、安静にしても治らなくなります。
変形性膝関節症の場合は、膝の曲げ伸ばしが辛くなり、正座が出来なくなるなどの症状が見られます。

患者さんは痛みがあるため、あまり身体を動かさなくなる傾向にありますが、筋肉の衰えは関節の負担を増大させるため注意が必要です。
筋力が低下すると関節をしっかり支えられなくなり、変形性関節症の悪化を招くという事態に陥りやすくなります。

中高年以上の方で、怪我をしたわけでもないのに関節に違和感・痛みが見られた場合は、早めに整形外科を受診するようにしましょう。

原因不明の全身関節痛は線維筋痛症?病院は何科?

原因不明の全身関節痛は線維筋痛症?病院は何科

線維筋痛症は、全身に関節痛をはじめとする慢性的な痛みが生じる疾患です。
40代以上の女性が発症することが多く、関節痛以外にも筋肉痛や、下枝のしびれやこわばり、頭痛など様々な症状が見られます。

痛みの強さや場所は個人差が大きく、ほんの少しの刺激にも敏感に反応し、激しい痛みを感じる方もいらっしゃるようです。
また、圧痛(特定の部位を押されると痛む)や、天候・ストレスによって痛みの強さが変化したり、患部が移動するなどの特徴があります。

痛み以外にも、次のような症状が見られる事があります。

  • 不眠などの睡眠障害
  • 疲労・倦怠感
  • 抑うつ感などの精神的な不安症状
  • 過敏性腸症候群、便秘、下痢、腹痛
  • 手足のしびれやこわばり

なお、痛みの情報を伝える神経伝達物質や、中枢神経の異常が関与しているのではないかと考えられていますが、発症原因については今のところ不明です。
内科・外科での一般的な検査では異常が見当たりませんが、リウマチとよく似た症状・病態を示すことから、リウマチ科を受診する事をオススメします。
しかし、内科・整形外科・心療内科などでも診察を行っている場合がありますので、問い合わせをしてみると良いでしょう。

線維筋痛症の治療とリウマチとの違い

先ほどお話した圧痛の症状があり線維筋痛症が疑われる場合、血液検査・レントゲン・筋電図・CRP(炎症反応)検査などが行われます。
とはいえ、これらの検査は線維筋痛症を確定診断するためではなく、その他の疾患でないことを確認する目的で行われます。

全身の関節痛や発症者に共通点の多い線維筋痛症と関節リウマチですが、どのように見分けたらよいのでしょうか?

線維筋痛症の場合、関節痛やこわばりがあっても、リウマチのように関節の腫れ・変形は見られません。
こわばりも短時間で解消することが多く、動かしているうちに徐々に良くなっていくという点が違います。

発症メカニズムが解明されていないため、線維筋痛症の根本的な治療方法は確立されていません。
そのため、痛みの緩和を目的とした対処療法が行われます。

これまでは脳の疲労を軽減する抗うつ薬の処方が中心でしたが、2012年にリリカが線維筋痛症の治療薬として承認され、治療に用いられています。
この他、ホルモン充填療法や、運動療法、温熱療法、鍼なども併せて行われる事があります。

全身の関節痛はシェーグレン症候群や全身性エリマートデスの症状?

女性が発症しやすい特徴を持ち、全身の関節痛を伴う疾患にシェーグレン症候群と全身性エリマートデスがあります。
それぞれの症状は次の通りです。

シェーグレン症候群

40代以上の女性患者が多い自己免疫疾患で、関節痛の他、粘液を分泌する器官に異常をが生じるため、ドライアイやドライマウスなどの症状が見られます。
リウマチと同じく、朝の関節のこわばり感がありますが、短時間で解消し、関節の変形が起きるのは稀です。

全身の関節痛や起床時のこわばりと併せて、口・目の乾き、味覚の異常、疲れ目などが見られた場合は、リウマチ科を受診して下さい。
なお、可能であれば内科系のリウマチ専門医の診察を受けるのが良いでしょう。

全身性エリマートデス

免疫の異常が原因の炎症性疾患で、患者さんは圧倒的に女性が多い病気です。
好発年齢は20~30代で半数以上を占め、男女比は1対10と言われています。

原因不明の発熱、全身の関節痛の他、両頬に特徴的な蝶形の赤い発疹が現れるなどします。
また、中枢神経の異常や腎障害が起きると、命に関わることもあるので注意が必要です。

リウマチ科の他、内科や整形外科で、ステロイド薬や免疫抑制剤による投薬治療が行われます。

ストレスや更年期障害で全身の関節痛になるの?

ストレスや更年期障害による、自律神経の乱れが原因でも全身の関節痛や筋肉痛が起こることがあります。
自律神経のバランスが崩れ、常に交感神経が優位になると、筋肉が緊張し血行不良になります。
こうした状態が続くことで、こわばりや関節痛を引き起こすのです。

また、更年期になると自律神経が乱れやすくなる上に、体内の女性ホルモンが急激に減少します。
女性ホルモン・エストロゲンは、関節や腱を滑らかに動かす働きをしているため、更年期障害の症状の一つとして全身の関節痛が生じるのです。
初期には、手首や指がポキポキと鳴ったり、動作時に痛みが走るなどの症状が見られます。

ストレスや更年期障害による関節痛は、多くの場合、不眠、動悸や息切れ、偏頭痛などを伴います。
辛い時は我慢しないで、症状に応じて整形外科や婦人科などを受診すると良いでしょう。

関節痛と熱・発疹・倦怠感など全身症状を伴うその他の病気

この他にも、次のような全身の関節痛を伴う疾患があります。
関節痛以外の症状が見られる場合は、陰に別の病気が隠れていないか、見極める必要があるでしょう。

偽痛風

発熱と全身の関節に生じる激しい痛みが特徴的な症状で、患者の大半は年配(60代以上)の方です。
膝痛を訴える方が多いですが、手や足、肘関節に痛みが出ることもあります。

偽痛風は関節内に結晶(ピロリン酸カルシウム結晶)が生じ、炎症が起こることが原因で、発作と呼ばれる強い痛みが突然現れます。
通常、安静にしていると数日から10日で自然に治まりますが、痛みが激しい場合は整形外科で抗炎症剤などを処方してもらえます。

化膿性関節炎

強い関節痛の他、患部が熱を持って赤く腫れる(発疹)、悪寒や発熱、全身の倦怠感などの症状が見られます。
怪我などによって関節内にブドウ球菌などの細菌が侵入することが原因で、関節が化膿して炎症を起こす疾患です。

進行すると軟骨や骨が破壊され、治療が遅れると関節に障害が残ってしまうことも考えられます。
よって、一刻も早く治療を開始すべき病気と言えるでしょう。
もし化膿性関節炎が疑われる場合は、速やかに整形外科を受診するようにして下さい。

全身の関節痛のまとめ

全身の関節痛のまとめ

このように、全身の関節痛を伴う疾患はいくつもあるため、原因や症状を見極めて適切な治療を受けることが大切です。

中には、線維筋痛症のように治療法が確立されていない病気もありますし、一刻を争う疾患の可能性もあります。
また、よく似た症状を示す病気も多いことから、全身の関節痛が見られた場合は、医療機関を受診して原因を明確にすることが望ましいでしょう。

その分野の専門医の診察を受けるのがベストですが、よくわからない時は内科や、総合病院で診察を受けて下さい。


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