関節のこわばり

ふとした拍子に関節にこわばりを感じて、ドキッとされたことはありませんか?
手足や指に、違和感やしびれ・痛みなどの症状があると、もしかして病気では?と心配になる事と思います。

関節のこわばりを伴う症状が現れた場合に、疑われる病気、その原因や対処法についてお話します。

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手・指の関節のこわばり感、考えられる原因は?

関節のこわばり感と聞いて、多くの方がまず思い浮べるのが、関節リウマチではないでしょうか?
これは、朝の関節のこわばりが、リウマチの代表的な初期症状である事によるものと思われます。

しかし、リウマチ以外の原因でも、起床時や朝に関節がこわばる場合があるのです。
また、身体の冷えや疲労による血行不良。

加齢による軟骨の摩耗やストレスなどが、関節のこわばりや痛みを誘因する事もあります。
こうしたケースの場合は、関節のこわばり感が朝に限らず生じるため、リウマチとは容易に区別が付でしょう。

朝の関節のこわばりを伴う病気と診断方法

朝の関節のこわばりを伴う病気と診断方法

寝起きの際の関節のこわばりが、リウマチの初期症状という事は広く知られています。
進行すると、患部の痛みや腫れがひどくなるばかりか、関節が破壊され、やがて変形してしまうリウマチ。

重症化すれば関節以外にも全身に症状が及ぶため、早期に治療を開始すべき病気です。
そのため、リウマチと同じく、朝に関節のこわばりを感じるその他の病気と、リウマチをしっかり区別する事が大切になります。

リウマチの症状や診断方法、また、よく似た症状の疾患についての詳細は次の通りです。

関節リウマチ

関節リウマチの特徴的な初期症状として挙げられるのが、朝の関節のこわばりです。
指がこわばり、動かし辛いといった症状が、起床後1時間以上続く場合は、リウマチの可能性を疑います。

患者の大半は中高年の女性で、多くの場合、手足の指の第二関節や付け根にこうした症状が生じます。
この他にも、左右対称の関節にこわばりが現れる、複数の関節に腫れ・痛みが見られるなどが、関節リウマチの特徴です。

症状が進行すると、関節の破壊や変形が起こるだけでなく、貧血・末梢神経の炎症・肺炎などの合併症を引き起こす事もあります。
リウマチは免疫異常によって起こる疾患です。

進行性の病気である事から、早期に専門医による投薬等、治療を開始する必要があります。
診断は、血液検査、画像診断(レントゲンやMRI)など、リウマチの診断基準に基づいて行われます。

関節のこわばりと更年期障害

女性ホルモンと関節の違和感、一見あまり関係がなさそうですが、関節のこわばりは、更年期の女性に多い症状の一つです。
閉経に伴い、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少する事が原因とされています。

加齢やエストロゲンの減少によって、軟骨や筋肉が衰え、関節を支える事が困難になるため、こわばりや痛みが生じると考えられています。
朝の手指のこわばりが、リウマチの初期症状とよく似ているため、心配される方が多くいらっしゃいます。

しかし、更年期障害に伴う関節の違和感は、手足の指のこわばりや痛みを生じる事があっても、リウマチと違い関節が腫れる事はまずありません。
もちろん、血液検査の結果、リウマチは陰性となります。

こうした症状は、女性ホルモンの急激な減少によるものです。
一般的に閉経前後に症状がピークとなり、その後、数年かけて徐々に消失していきます。

産後の女性に多い、関節のこわばり

出産後の女性の中には、朝の関節のこわばり、物がうまく握れないなど、関節の違和感を訴える方が多く見られます。
症状は断続的でなく、ひどいこわばりや痛みも、一旦動かし始めてしまえば、その後はスムーズに動かせたり、痛みも治まる事が多いようです。

また、多くは手指ですが、肘や膝、肩、腰などの関節にも症状が現れます。
朝の起床時に最も強く症状が出やすいため、リウマチと混同されがちです。

原因はいくつか考えられますが、赤ちゃんの抱っこなどによる関節の負担や授乳中のカルシウム不足。
筋力低下や出産に伴う骨盤の歪み、ホルモンの影響が挙げられます。

女性ホルモンは、カルシウムの代謝にも深く関わっているため、出産後に急激に減少する事で、関節や腱にダメージを受けやすくなります。
また、妊娠中に多く分泌されていた副腎皮質ホルモン量の低下に伴い、関節の炎症や痛みを強く感じやすくなる事も原因の一つと言えるでしょう。

関節のこわばりの対処法

関節のこわばりが、リウマチに起因するものであれば、速やかに専門医による治療を受けます。
では、それ以外のケースは、どのように対処するのが良いのでしょうか?

一般的に関節を温める事で、こわばりが改善することが多いようです。
周囲の筋肉や腱の緊張が緩むため、関節を動かしやすくなります。

カイロやサポーターの利用、衣服の工夫などにより、身体を冷やさないようにしたり、お風呂や温泉でよく温まる事も効果的でしょう。
なお、患部に強い痛みや、腫れ・熱感がある場合などは、温めると逆効果になりますので、冷やしてやります。

また、ウォーキングやストレッチ、水中エクササイズなど、身体にあまり負担の掛からない、全身運動も良いでしょう。
適度に身体を動かす事で血行が促進され、こわばりや痛みが軽減しますし、関節の動きもスムーズになります。

軽く汗ばむ程度を目安に、無理のない範囲で行いましょう。
この他の対処法としては、サプリや漢方薬の服用、関節に良いとされる栄養素を積極的に摂取するなどがあります。

女性ホルモンの影響が強いケースでは、ホルモン療法等も症状緩和の選択肢の一つとなるでしょう。

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関節のこわばりのまとめ

関節のこわばりのまとめ

このように、リウマチをはじめとして、関節のこわばりを伴う疾患はいくつもあります。
そこで大切になるのは、手指などの関節のこわばりが、どのような原因によるものなのか、しっかりと確認することです。

似たような症状を持つその他の疾患と、リウマチを明確に区別し、適切な治療や対処法を行うことが重要でしょう。

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